カシパンドローム

カシパンドロームは小出マワルの所属する個人サークルです

深海エッセイの表紙ができました

 こんにちは、小出マワル。です。

 最近は、自転車に乗って遠出するようにしています。そんなに遠くない場所に、初めて行く面白い場所があって、なかなか楽しいです。写真も撮れるし、運動にもなるし。

 

 さて、こそこそ書いていた深海にまつわるエッセイが書きあがり、表紙も完成いたしました。

 タイトルは、「Bits -深海味-」としました。

 短くて軽いお話なので、手軽にお菓子でも食べるような雰囲気の表紙にしましたが、ちょっとかわいらしすぎましたかね。

 あとは、Bitsに挿絵を入れるかどうか考えます。(たぶん、いつものような絵が入ります。)

 

 Bitsの中から「深海魚飼育のウソ」を、テキストレボリューションズのアンソロジー「嘘」に寄稿したので、そのうちウェブ公開されると思います。

テキレボWebアンソロ | Text-Revolutions

 

 Bitsは、静岡文学マルシェで新刊として発行します。

「Bits -深海味-」カシパンドローム@第一回静岡文学マルシェ - Plag!

 

 静マルは通販の無いイベントです。通販をご希望の方は、2017/4/1のテキレボをお待ちください。

 

 では、また。

2017年の希望的観測

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

 あめけましておめでとうございます。

 2017年、ひとつめのブログ更新なので、今年のイベント参加の予定と、発行したいと考えている同人誌の予定を書き出しておきたいと思います。

 

2017年に参加を予定しているイベント

  • 2月…静岡文学マルシェ
  • 4月…テキストレボリューションズ
  • 8月…尼崎文学だらけ
  • 10月…テキストレボリューションズ(開催未定)
  • 10月…Zine展 in Beppu(開催未定)

以上5つの予定です。去年よりもイベント数を絞ります。毎月イベントがあったり、月に2回イベント参加は避けたいと考えています。

 大雑把に、2017年の前半と後半に分けて、新刊が書けるようにしたいです。

 

2017年に発行を予定している新刊

  1. 深海エッセイ(仮)→2, 4月のイベントで頒布予定
  2. 白黒川柳 vol.3→2, 4月のイベントで頒布予定
  3. 「#同じ骨」企画の拡張版のお話→8, 10月のイベントで頒布予定
  4. (深海にまつわる創作小説)

 今のところ書けると思っています。希望的ですが。

 (深海にまつわる創作小説)は、書くとしたら秋以降でしょうか。急に書くピッチが上がれば、変わってくるかもしれませんが。

 

おしまいに

 去年は、「とにかく新刊をつくっていくぞ~」で書きましたが、今は「じっくり書いた方がいいのかな?」という思いが半分、「いやいや、どんどん書かないと」という考えが半分です。何事もほどほどで、なんて考えていてはダメだとは、分かっているのですが。

 これまで通り、新しいことが出てきたら、またブログに書きますね。

 じゃ、今年もよろしくお願いいたします。

【小説】「あかり先輩についてカメコの僕が知っていること」

木曜日

 4月の風が心地よい。僕はレフ板を持って、黒髪が風に揺れるあかり先輩を見つめていた。

「レフ、もうちょっと右に」

僕は、写真部部長の山口の穏やかな声にハッとして、レフ板を右に傾けた。

「これでいいですか?」

「いいよー。あかりちゃんも、いい」

 山口のカメラがシャッター音を間欠的に発し、木陰をつくる頭上の落葉樹の葉が、シャッター音を吸い込んでいく。

「ストロボは、もう3歩下がろうか」

「了解です!」

 僕と同じ大学1年の佐々木が、指示通りに動き、シャッター音が続いた。

 今日は写真部部長のための撮影会。本当なら撮影の補助は写真部のメンバーがするが、「カメコの勉強になるから」というあかり先輩の考えで、オタ研1年生の僕と佐々木が、撮影補助を任されていた。

 中庭に1本だけ立つ落葉樹の影も、ずいぶん伸びてきた。カメラのシャッター音が途切れて、山口が口を開いた。

「風もひんやりしてきたし、今日は終わりにしようか」

「ほんとは、もうちょっと撮りたいんじゃないの?」

 あかり先輩が、尋ねる。

「うん、まあここからが良い時間だけどね。でも、あかりちゃんが風邪を引いても困るし、今日はおしまい」

「じゃー、飲みに行きましょうか!」

 あかりは、赤いワンピースの上に革ジャンを颯爽と羽織った。

 

 撮影会の打ち上げと称して入った店は、大学から駅に続く学生街に何軒かある安飲み屋のひとつだ。お世辞にもきれいな店とは言えない。しかし不思議な居心地のよさのある店だった。まだ開店して間もない時間だったので、僕達4人は店の奥のテーブル席に座り、飲み物と食べ物を注文した。

 ほどなく、生中2杯と、コーラ、ジンジャエールがテーブルに置かれて、4人でカンパイした。

「撮影補助をしてみての感想は何かある?」

 にこにこしながらあかり先輩が、僕と佐々木に尋ねた。

「そうですね……」

 返事を考えようとする僕をおいて、佐々木がしゃべり出した。

「今日でストロボはバッチリです!俺も早くあかり先輩をモデルに撮りたいっす!」

「佐々木君は頼もしいね。じゃあ今週末のコス撮影会は期待しちゃっていいのかな?」

「もう、バッチリ撮りますよ!任せてください!」

「ふふ、来栖君は?どうだった?」

「はい。レフ板で光をおこすのは分かりましたが、山口先輩の写真の仕上がりを見てみたいです。どんな感じに撮れているのか、見てみたいです」

「なるほど。なんだって、山口君」

 あかり先輩は、そういって山口先輩に話をふった。

「まあそうだよね。実際自分で撮ってみないと、違いは分かりにくいと思うし、写真編集でも変わってくるからね。来週くらいに、仕上げた写真をプリントしてくるよ」

 山口先輩はそう言ってジョッキを手に取り、少しビールを飲んで、つづけた。

「2人とも触りはわかったと思うから、それを試してみることが必要なんじゃない?部内撮影会を開いてみるとかさ」

「いいっすね!やりましょう!モデルはもちろん、あかり先輩!」

 佐々木が俄然乗り気になっている。お酒を飲んでないのに。

「そうだなぁ」

 あかり先輩が、ちょっと考えるように言った。

「なんでも復習するのは早いほうがいいよ?」

「そうですよ!」

 山口先輩の意見に、佐々木が乗っかる。

「じゃあ、やりましょうか。せっかくだし」

「やった!」

 佐々木が椅子から立ち上がった。

「佐々木、落ち着けよ」

 僕は、ため息をつくように言ったが、内心ガッツポーズしたいくらいうれしかった。

「しかし、そこまで撮影がうれしいなら、オタ研じゃなくて写真部に入ればよかったのに」

 山口先輩が、だし巻き卵をつまみながら言った。

「だめだよ、山口君。有望なオタ研新入生を引き抜いちゃ」

 あかり先輩がジョッキを右手に持って、くぎを刺すように言った。

 

 オタ研の正式名称は、視覚文化研究会というサークルだ。あかり先輩が部長で、世界を救うオタクを輩出することが、サークルの目標になっている。しかし実際には、アニメやマンガ好きをはじめとするオタクの集まりである。

 僕は高校時代、写真部だったけれど、コスプレイヤーのカメラ小僧(カメコ)として腕をあげたくて、オタ研に入ったのが、表向きの理由だ。

 佐々木もカメコがしたいとサークルに入った口だが、カメラは大学生になって初めて買った初心者。高校を卒業した春休みの内からバイトして高級コンデジを買い、撮影会にもちょくちょく行っているらしい。

「佐々木君と、来栖君は、なんで写真が好きなの?」

 そう言った山口先輩をあかり先輩が見やる。

「いや、純粋な興味というか……。そこから、写真上達の道筋が見えたりするんだ!で、なんで?」

「どうして?」

 あかり先輩も、山口先輩に同調した。

「俺はカメコで世界一を目指したいんです!」

 また佐々木が、先に口を開いた。

「世界一かぁ。夢が大きいね。じゃあ、学生のうちにいっぱい写真撮らないとだね」

「はい!ひとまず今週末の撮影会で、あかり先輩をバッチリ撮ってみせますよ!」

 あかり先輩が、にこにこし始めた。

「じゃあ、来栖君は?」

「僕は……、モデルさんをきれいに、かわいらしく撮りたいです」

「それは大事な基本だね。忘れちゃいけないことだ。でも、来栖君はもっと上を目指せると思うな」

「そうなの?」

 あかり先輩の頭の上に、クエスチョンマークが見えた気がした。

「あかりちゃんや、佐々木君は知らないかもしれないけど、僕は来栖君の高校時代の写真を見たことがあるんだ」

「へぇー、そうなんだ。良かったの?」

 あかり先輩が、山口先輩と僕を交互に見た。

「いや、ああいう写真はまぐれで撮れるものなので……」

「そう?まぐれで雑誌のコンテストに載るような写真じゃなかったと思うけどな」

「なんだよ来栖、そういうこと内緒にすんなよなー」

 佐々木が、むくれつつ言った。

「いや、ま・ぐ・れ、だから」

「謙遜かよー」

 僕と佐々木のやり取りを見ながら、あかり先輩が、またにこにこしながら言った。

「よし、じゃあ佐々木君も、来栖君も、力を合わせて、世界を目指そう」

「写真部に入れば、宇宙一が目指せるかもよ?」

 山口先輩が、いたずらっぽく言ったので、あかり先輩はすかさず山口先輩の頭を軽くチョップした。山口先輩は、「テヘ」と言った後に続けていった。

「まあ、二人ともカメコを目指すなら、きれいなモデルさんを、ただきれいに撮るだけがカメコじゃないことを知っていって欲しいな。でもこれは、まだちょっと難しいかな?」

 今度は、僕と佐々木の頭の上にクエスチョンマークがでた。

「山口君は、たまにそういう分からないこというよね?」

 あかり先輩は、ジョッキを見つめながら、髪をかきあげた。

「写真を好きな人間に、いずれ分かってほしいことだから。あかりちゃんはそのままでいいんだよ」

「ふーむ」

「さ、みんな次の飲み物は何にする?まだこんな時間だよ?」

 店内が学生でにぎわい始めた居酒屋の壁時計は、まだ19時前だった。

 

金曜日

 授業が終わった後、あかり先輩からオタ研メンバーに招集がかかっていた。部室のひとつであるオタ研倉庫の整理をするためらしい。なんでもオタ研を卒業した一部の人たちが、4月になると毎年、オタ研新入生に贈り物を進呈するのが恒例になっているそうだ。その品々は新入生が使うモノ以外は、オタ研倉庫で保管することになる。

「今年も先輩方から、ありがたい品々が届きました。新入生は使いたいものがあれば、ひとつ選んでね」

 あかり先輩が僕達に語りかけた。といっても、目の前に並んだ品々というのは、オタクが好きそうな品々だ。たとえば、戦隊モノの変身ベルトとか、アニメDVDとかである。カメラまわりのモノはなかった。

「あかり先輩!私、これが欲しいです」

 そういって同級生の木暮が、魔法少女アニメで出てきたステッキを指差した。

「木暮さん、目のつけどころがさすがね」

 あかり先輩の眼が光る。

「これ、私が小学校のころ流行ったんです」

「だよね~。私も目をつけてた。私もコスプレで使いたいから、その時は貸してくれない?」

「いいですよ!」

「じゃ、木暮さんは決まりね。来栖君と、佐々木君は何か欲しいものあった?」

「特には……」

 と僕が言うと、オタク度の低い佐々木も

「よくわかんないっす!」

 と返した。

「まあ、倉庫にあるものから選んでもいいし、今選ばないといけないものじゃないから、安心して。じゃあ、手分けして倉庫に運びましょうか?」

 オタ研の今年度の新入生は、僕と佐々木、そして木暮麻紀那だ。木暮は僕と高校が同じで、僕は写真部、木暮は美術部だった。文化系部活どうし、それなりに交流があった。木暮は高校時代から、部活でマンガを描いていたので、漫研に入るのかと思いきや、オタ研をえらんだ。僕としては、オタ研に顔見知りがいるのは、それなりに助かることだった。

 あかり先輩の指示にしたがって、20個ほどの品々を手提げ袋に入れて運ぶ僕らと先輩たちは、大学部室棟の地下倉庫へとつづく薄暗い階段を下りた。そこはうすく緑色をおびた蛍光灯に照らされた、各部の倉庫が並ぶ廊下。廊下の幅は、4人が並んで歩けるくらいの幅。コンクリートにベージュと白のペンキがツートンカラーで塗られていて、突きあたりまでは50メートルくらいだろうか。灰色のペンキで塗られた古そうな扉が並んでいる。

「なんか、ワクワクしてきた!ゾンビ出てきそう!」

 佐々木が、ちょっと興奮気味に言った。

「やめてよ、怖いじゃない」

 木暮が、うんざり気味に返した。

「そうだな、なんか雰囲気がある。地下にこんな場所があったなんて……。」

 手提げ袋の重さが手に喰い込んでくるが、僕もちょっとドキドキしてきた。

「ここだよ」

 あかり先輩はそういって、観音開きの扉の前で立ち止まり、鍵を取りだした。

 (ガチャ。キィ。)

 あかり先輩が扉が開いた。先輩が倉庫の照明の蛍光灯スイッチを入れて、ピンピンと音をたてて蛍光灯が明滅しながら点灯し、倉庫の全貌が見えた。倉庫の中は、20メートル四方くらいの広さ。灰色のスチールラックが整然と並んでいて、棚には段ボールや、木箱が収まっていた。

「じゃあ、各自運んでくれたものを、番号がふってある箱に入れていってくれるかな?」

 あかり先輩の言葉に、各自返事をし、番号を探して棚の間へと入っていった。

 僕が戦隊モノ変身ベルトを入れる箱の番号を探しているときだった。

「おい、来栖。これって古いカメラ?」

 佐々木が、長辺15センチくらいの木箱を手に持って、僕に聞きに来た。確かにその木箱には、中央にレンズらしき鏡筒がついていて、カメラのようにも見えた。

「古いカメラって、けっこう大きいんだけどなぁ」

 僕は、箱を探す手をとめて、そう言った。

「お宝なのか?ちょっと見てくれよ」

 そういうと、佐々木はその木箱を僕に差し出した。そんなに重くないその木箱は、背面に銀色の金属が見えていて、上面に押せない金属製のシャッターボタンらしきものがあった。ファインダーはない。

「ダゲレオタイプかなぁ……。」

「なにそれ?シャッターボタンはあるけど、覗くところはないよな」

「本当に古いカメラは長時間露光しないとダメだから、普通シャッターボタンはないんだ。ファインダーを覗きたいときは、たぶんこうやって背面の板を外すんだよ」

 そういって、背面の板を外してみた。中は空になっていて、背面に出ていた銀色の金属が内部につながっている。それは不思議な模様の入ったおさら状になっていた。

「うーん?ダゲレオタイプなら銀板を入れるホルダーがあると思うけど、これには無いね」

「使えないカメラってことか」

「うーん、先輩に聞いてみようか」

 そういって、背面の板を閉じ、僕はカメラらしきもので、目の前の段ボールを撮る格好をしてみた。おでこのあたりに、金属がふれてひんやりした。

「ちゃんと仕事してる?あ、欲しいものを見つけたのかな?」

 その声がした方に、カメラらしきものを構えたまま振り向く瞬間に、僕はシャッターボタンらしきものに触れた。

「先輩、これ何です?」

 佐々木が、あかり先輩に尋ねた。

「なんだろうね。カメラじゃないの?」

「どうもカメラに似てるけど、よく分からないんです」

 僕があかり先輩に返事した。

「私も倉庫にあるもの全部を把握してるわけじゃないから、後で調べてみようか。来栖君はそれが欲しいの?」

「いえ、欲しい訳ではないので」

「そうか(笑)、じゃあさっさと片付けをすませましょう」

「「はい」」

 僕と佐々木で返事した。

「お宝だったら、後で俺がもらう!」

 佐々木が手を出してきたので、僕はカメラらしきものを返し、また戦隊モノ変身ベルトを仕舞う箱を探し始めた。

 

土曜日

(あー、なんかよく寝たな。あれ?自分の部屋じゃない?)

 目の前には、コスプレをしたあかり先輩が、ポーズを取っていた。かわいらしい扉や、窓に小物が置いてある部屋だ。そして明るい。

(撮影スタジオみたいだな?行ったことないけど……)

「じゃあ、お願いしまーす!」

 佐々木の声が聞こえてきた。カシャ!っという音とともに、僕の中に目の前のあかり先輩が刻み込まれてきた。

(どういうこと?そういえば、声が出ない。でも、あかり先輩きれいだ……)

「あ、目線はちょっと右にはずしてもらえますか?」

「あっ!いい!」

 佐々木がそう言って、また僕の中にイメージが入ってきた。

(佐々木が写真を撮ってるのか。しかし、あかり先輩を撮るなら、こういう表情の方がきれいだぞ)

 僕がそう思った時に、イメージが切り取られた。

「あれ?」

 佐々木がちょっと焦り気味に言った。

「どうかしたの?」

 あかり先輩が尋ねる。

「いや、カメラが勝手に反応して、写真が撮れちゃいました」

「故障?」

「いや、そんな感じじゃないですね。ほら、いい感じの写真が撮れてますし」

 そういって、佐々木はあかり先輩に、僕の後ろを見せたようだった。

「ほんとだー!これいいよ!もっと撮って」

「まあ、俺くらいになると、いい写真は無意識に撮っちゃうんですよねー」

 佐々木が調子に乗った感じで、あかり先輩に言った。そして、また僕の前には、あかり先輩が立っていた。

(あれ?僕は、カメラになってるのか?)

 そのあとも、カシャっという音とともに、あかり先輩の姿が焼きついた。でもそんなに、いいイメージになっていない。僕のタイミングでイメージした方が、いいイメージだ。

(あぁ、こっちの方が光の当たり方も良くて、あかり先輩、きれいだ……)

「そろそろ時間でーす」

 どこからか声が聞こえてきた。

「ありがとうございました!」

 佐々木の声がして、あかり先輩が歩み寄ってきた。

「ありがとうね、佐々木君。どんなのが撮れたか見せてよ」

「いいっすよ!俺の腕を見て下さい」

 自信満々の佐々木の声がしたあと、さっき見たイメージが走馬灯のように、パラパラとめぐっていく。それが止まったとき、あかり先輩が言った。

「これ、いいね。佐々木君がこんなに写真うまいとは知らなかったよ。もっと早く撮ってもらうんだった」

「えっ?ええ、僕はうまいですよ。」

(おい佐々木、このイメージは僕のタイミングだぞ!)

「光の当たり方がいいね」

「そ、そうでしょ?そうだ!明日、個別撮影しませんか?」

「えっ?明日?」

「ちょっとだけの時間でも!」

「うーん、じゃあちょっとだけ撮ってもらおうかな」

 あかり先輩の声が小さくなった。

「おまかせください」

 佐々木も声が小さくなった。

(えっ?なんだなんだ?どうなるの?)

 僕は動揺してきたが、声はでない。

「あかり先輩は、世界一です!」

 佐々木の声を聞いた次の瞬間、目の前が真っ暗になり、僕は意識を失った。

 

日曜日

(目覚めはいいけど、今度はどこだ?)

 全体的に白い部屋。白い天蓋があって、白いベッドもある。

「こっちは準備できたんで、あかり先輩の準備ができたらお願いします!」

「わかったよー」

 佐々木の言葉に、あかり先輩の声が聞こえた。どうも扉の向こうに、あかり先輩がいるらしい。

「今日で、決めるぞ…」

 佐々木が、そうポツリと言ったところで、扉が開く音がした。

「何か言った?」

「あ!なんでもないです。あかり先輩、今日もきれいですよ!お願いします!」

「ありがとう、今日もお願いね」

「はい」

 僕の目の前に立ったあかり先輩は、黒のワンピースを着ていた。

(今度は大人な雰囲気の先輩だな、確かに今日もきれいだ)

「今日はお金かかったんじゃない?このホテル高そうだよ?」

(おい佐々木、ホテルで個撮なのか!?)

「いやぁ、あかり先輩を撮るには、このくらいの場所でないと」

(佐々木!ホテルの個撮で、何を決めるつもりなんだ!)

「なんかお金使わせちゃってるみたいで、申し訳ないよ」

「いえ、先輩はお気遣いなく!僕が先輩を世界一にしてあげますよ!」

 僕はだんだん不安になってきたが、僕の気持ちにはお構いなしに、撮影が始まった。

 最初は、あかり先輩がベッドに腰掛けての撮影から入った。午後の日差しがレースのカーテン越しにベッドにまで届いていた。逆光気味になり、僕の理想の光景になった瞬間に、また僕のタイミングでイメージを切り取った。

(逆光は良いけど、レフ板を使わないと、光がおこせないな……)

「あれ?またか……」

「どうかした?」

「いや、俺の天才的判断によって、自動的にシャッターを切ってしまったようです。このまま続けましょう」

(佐々木……僕のタイミングだろうが……!)

「じゃあ、次はそのまま寝転がってもらえますか?」

「こう?」

「いいですよー!じゃあちょっと上から撮ります!」

 あかり先輩が少し困惑した顔になった気がした。佐々木は寝転がったあかり先輩をまたぐように立ち、その状態から何枚かシャッターを切りはじめた。次第に佐々木の鼻息が荒くなってきたと感じたその時、佐々木は急にしゃがんであかり先輩に抱きついた。

「やっ!やめて!」

「俺が!」

(やめろ!佐々木!)

 2人が取っ組み合いをしている間に、僕は壁際に吹き飛ばされた。

「俺が!」

 佐々木が2度目にそういった次の瞬間、ドゴン!と鈍い音がして、佐々木が壁際に吹っ飛ばされたようだった。

 佐々木は壁際でくの字になりながら、続けた。

「俺が…あかり先輩を…世界一に…してあげますから!」

 あかり先輩がベッドの上を歩いて、床に下りた音がした。僕はレンズが向いている壁しか見えず、2人の気配しか感じられない。佐々木がまだうずくまっているところまであかり先輩は来て、仁王立ちしている様子だった。

「はぁ、しょうがないなぁ」

 あかり先輩の声は、めんどくさいなぁというニュアンスが全面に出ていた。

 佐々木は顔を上げて、こう続けた。

「俺の力があれば、あかり先輩を世界に連れ出せます、一緒にいきましょう」

「そうね、じゃあ君の力をもらうよ」

「えっ、じゃあ!」

「ちょっと痛いけど、我慢してね」

「えっ?」

 あかり先輩はそういうと、佐々木にしゃがみこんで近づいた。

(えっ!やめ……)

 そう僕が思った瞬間、ゴキッ!バシャッ!という音とともに、叫び声が部屋に響いた。

「ギャァーーーーー!!!」

(えっ?何が、何が起きてる?)

 そしてゴボッ!!ゴボッ!!という音とともに叫び声は、力を無くしていった。

 僕は底知れない恐ろしさを感じて、逃げ出したいが、どうにもならない。

 声がなくなった後、ズゾゾッ!ズゾゾッ!と、何かをすする音が続いた。

(い、いったい……何が……?)

 

 10分ほどして、何かをすする音が止んだ。

「はぁ~、潤うなぁ~」

 あかり先輩の声がつやっぽく聞こえ、立ち上がったあかり先輩は佐々木から離れていった。部屋の向こうで、ゴソゴソ音がして、こう言った。

「桐生?後始末をお願い」

(おい佐々木!どうなってるんだ!大丈夫なのか!)

 あかり先輩が、また佐々木の元に戻ってくる気配がした。

「もっと力のある若者だと思ってたけど、味は普通だったなぁ」

 ガタガタ震えそうな僕の恐怖感が最大になったとき、ふと体が持ち上がる感覚がした。

「もしかして、このカメラが?」

 そういって、あかり先輩の顔が僕の目の前にあらわれた。

(あっ!ああっ!)

 鼻の中ほどから、あごに至るまで、あかり先輩の顔はドス黒い赤で塗りたくられていた。

(うわっ!)

「なるほど、早とちりだったのか。盲点だったなぁ……」

 あかり先輩のうっとりした顔をイメージに焼き付けて、僕の意識は、また暗闇に引き込まれるように消えた。

 

 また意識が戻った。

(ここはどこだ?)

「力があるのは、このカメラだったみたいで」

 あかり先輩の声がした。

(ちょっと暗いけど、どこかの部屋のようだ。あかり先輩の部屋?)

「なるほど、確かにこれは」

 あかり先輩に返事するように、男の声がした。

「このカメラに、なにかご褒美をあげたいんだけど、何がいいかしら。桐生」

「そうですね。僭越ながら私の秘蔵写真を、このカメラの内部メモリに入れるというのはどうでしょう」

 桐生という男がそういって、僕のメモリースロットからカードを引き抜いて、別のカードを入れた。

(これは?ずいぶん古そうな写真だな)

「何の写真がカードに入っているの?」

「はい、お嬢様が高校生の時の写真です。まだご存命だった、お父様が撮られた写真です」

「えー、ちょっと恥ずかしいな」

 パラパラとめくられる画像は、ちょっとぼんやりしている写真も多いし、画像も少し粗い。

(これは、フィルムで撮った写真だな。でもきれいだ)

「じゃあ、中でも私のお気に入りの、この写真を内部メモリに移しましょう」

 そう言われた後に、1枚の写真が僕の中に強く焼きついた。写真には、ひまわりが咲きほこり、日差しが強そうな青空が背景に写っていて、写真の真ん中に、つばの大きい麦わら帽子をかぶった、白いワンピースの少女が無邪気に笑っていた。

 まぎれもない、あかり先輩の特徴が写真に残っていたが、あかり先輩がただきれいに写っているだけでなく、あかり先輩にあてて出された、ラブレターのようなニュアンスがはっきりと感じられる写真だった。

 「じゃあ、これでいいかな?」

 あかり先輩がそういったあと、また僕は意識を失った。

 
月曜日

 目が覚めた。今度は見慣れた自分の部屋の天井だ。枕元の時計は朝の7時をしめしていた。

「なんだ、長い夢だったのか……なんか疲れたな」

 自分の部屋からリビングへ行くと、洗い物をしていた母がびっくりした顔で駆け寄ってきた。

「精也!よかった!お母さん心配で心配で」

「何が?」

「あなた、2日間も熱を出して、起きなかったのよ」

「えっ?2日も?じゃあ、今日は……」

「月曜日よ!大丈夫?まだ寝てた方がいいんじゃないの?」

「大丈夫だよ。学校行かなきゃ」

「本当に?」

「うん」

 金曜の夜から寝込んで、本当に今日が月曜なら、あかり先輩のオタ研内撮影会がある。休んでる場合じゃない。

 授業が終わって部室に行くと、あかり先輩と山口先輩が談笑していた。木暮も部室にいたが、会話には加わらず端の机で、いつものようにマンガを描いているようだった。

「お、来栖君お疲れ。じゃあ、オタ研撮影会に行こうか」

「え?山口先輩も参加なんですか?佐々木は?」

「うん、僕も参加させてもらうよ。佐々木君はお休みらしい。ね?木暮さん?」

 話を振られた、木暮がこちらをチラッと見た。

「らしいです…」

「そうなんだ。あれだけ楽しみにしてたのに……」

「じゃあ行きましょうか?」

 そういって立ち上がったあかり先輩は、白いワンピースに青いスタジャンを羽織っていた。

 

 今日も天気がいい。晴れた空から、日差しが柔らかくおりてきている。先週と同じ中庭の落葉樹の下で、山口先輩が先に撮って僕の番になった。今度は山口先輩がレフ係だ。

「来栖先生!レフOKでしょうか?」

「はい、いいです」

 そういって、撮り始めて数秒。決め顔だったあかり先輩の口元がゆるみはじめ、目も若干細くなり始めた。

「あかり先輩、すごくいいですよ、そのまま!」

 ファインダーから見えるあかり先輩の雰囲気が、夢で見たイメージと重なった。シャッターを5枚ほど切ったときに、あかり先輩が吹き出した。

「だめ、我慢できない!」

 僕と山口先輩が顔を見合わせた。お互いに、何がおかしのかちっともわからない。すると木陰から、あかり先輩が近寄ってきた。

「やっぱり!このシャツの胸元に貼ってある半透明のシール、Mサイズって書いてあるよ?ふふふ」

「えっ?」

 自分の着ている、ペイズリー柄のシャツの胸元には、確かに半透明のシールが付いたままだった。

「商品タグだよね?今日1日誰も言ってくれなかった?」

 そこへ山口先輩も歩いて寄ってきた。

「はは!確かに!僕はシャツの模様なのかと思ってたよ!」

「いや、これは、今日出してきた服なので……」

 僕はそういって、素早く半透明のシールをはがして、ポケットにつっこんだ。

「来栖君は、意外とおっとりしてるんだね」

 あかり先輩はそういって、また木陰に戻っていった。山口先輩も後に続く。

「じゃあ、仕切り直しね!」

 にこにこしたあかり先輩の声で、撮影が再開された。

 

 部室に戻ったのは夕方前。部室のパソコンに僕のデータを取りこみ、写真のセレクトを自分で済ませて、先輩あかり先輩と山口先輩に見てもらうことになった。

「編集はしてませんが、キョウイチ(今日の一番)はこれです」

 パソコンのモニターには、夢の中で見た女子高生のあかり先輩を再現したような画像が出ていた。パソコンに向かっている僕の後ろから、山口先輩とあかり先輩がモニターを見て、山口先輩が先に口を開いた。

「おぉ~これはいいね!まるで親密な相手に書いた手紙みたいな写真だ。そういうのは意識した?」

「どうでしょう。ただ夢中だったので」

「なるほど、今日は来栖君の商品タグにしてやられたってところだな。うまい戦略でした。完敗だよ」

「いやあれは!」

「あはは!」

 山口先輩と僕の会話が、はずんで途切れたところで、あかり先輩が後ろからスッとモニターに顔を近づけてきて、落ち着いた声でこういった。

「来栖君には、私がこんな風にみえてるんだね」

「たまたまですよ」

「ふーん」

 そういって、モニターからあかり先輩が顔を離す時、ボソッとつぶやいた。

「うそつきね」

「えっ?」

「なんでもないよ!」

「はぁ」

「よし、じゃあ、飲みに行きますか!」

「あ、僕は校内ATMでお金おろしてこないと」

 山口先輩がそういうと、あかり先輩も同じだったらしく

「じゃあ、来栖君はちょっと待っててね」

 あかり先輩と山口先輩は、部室を出て行った。

 

「来栖君」

「おう、木暮。褒められちゃったよ」

「そうみたいね」

 木暮がそう言った後、耳打ちするようにつづけた。

「でも、あかり先輩に近づきすぎるのは止めたほうがいいよ。今日、大学に郵送で佐々木君の休学届が届いたらしいよ」

「えっ?」

 僕も小声になった。

「不審に思った職員さんが、一人暮らしの佐々木の部屋を見に行ったら、もぬけの殻になってたって……」

「ふ、ふーん……」

「とにかく、気を付けた方がいいよ……」

 僕の頭の中で、赤黒い血で染まったあかり先輩の顔がフラッシュバックしてきた。まさかね。

企画「同じ骨」を書き終えました

 こんにちは。小出マワル。です。

 クリスマスも終わって、いよいよ2016年も終わりですね。私は11月くらいから「早く2016年が終わってくれないかな」と思っていたので、「ようやくですか」という感じです。

 

 さて、企画「同じ骨」に乗っかるお話を書き始めたエントリーから2週間ほどたちまして、無事お話を書き終えました。

タイトル:「あかり先輩についてカメコの僕が知っていること」

ジャンル:ライトノベル、学生、SF(らしきものです)

 

 面白くなるように書きましたが、今の実力ではこのくらいかな、という内容です。

 プロットは1000字くらいだったので、本編は5000字くらいかと思っていましたが、1万字を少し超えました。

 長いし、このブログじゃ読みにくい気もしますが、予告通りこのブログで2016/12/29午後に公開したいと思います。

 プロットでは、もう少し長いお話にもできそうな感触を得ているので、公開して「もうちょっと読みたい」という声をいただいたら、テキレボなどのイベントで新刊にできるよう頑張るかもしれません。

 では、最後の微調整を頑張ります。

「同じ骨」のプロットを書いています

 こんにちは。小出マワル。です。

 あと10日ほどでクリスマス。2016年も年末へ。そろそろ仕事おさめを視野に入れて、いろいろ減速していく時期ですが、私はここに来てうろうろし始めています。

 タイトルに書いたように、氷砂糖さん発案の「同じ骨」の企画に参加しようと思い立ったためです。
 
 「同じ骨」は、氷砂糖さんの考えた最小限の起承転結をつかって、小説や漫画をかきあげ、タグをつけてツイッターに放流してみようという企画です。

ice03g.wpblog.jp

 企画をツイッターで知ったとき、深海エッセイのプロットも終わっていないし無理かなと思いましたが、変身したら面白いモノが見つかったため、最優先でプロットを書いています。

 長いお話にしないつもりで、もうじきプロットを書き終えて、執筆に入ります。長いお話じゃないから、執筆も短くできるかな?

 書いたお話は、このブログで読んでいただけるようにします。お正月のおせちに飽きた頃に読んでいただけるように、ちょっと頑張ります。

 

 ではまた。

コミティアを終えて

 こんにちは。小出マワル。です。

 最近は、ずっとSpotifyで音楽を聴き続けています。アーティストで、はまっているのはBABY METALです。爽快感があって、気に入っています。

 

コミティアありがとうございました

 新潟コミティア、北海道コミティアが終わって、しばらく経ちました。コミティアで、私の作品を手に取っていただいた方、ありがとうございました。

 コミティアは、コミックのイベントだと思っていますし、テキレボのようにはいかないことが分かりました。

 今年から文芸イベントを中心に委託参加するようになったので、今年はいろいろなイベントに参加してみることを目標にしてきました。来年は、参加イベントを絞っていこうと思います。

 今年参加してよかったイベントは、テキストレボリューションズ、尼崎文学だらけ、Zine展 in Beppuです。主催者の熱意が伝わってくるイベントは、委託参加であっても、Twitterやブログで十分楽しませていただきました。そういう楽しさが味わえるよう、今後も頑張っていきます。

そして、次のイベントへ動きだすのです。

 次に参加するイベントは、2/12(日)静岡文学マルシェです。こちらも、委託参加になります。

 静マルでは、深海にまつわるエッセイの新刊が出る予定です。プロットをボチボチ書いているのですが、今完全に手が止まっていて、大丈夫かな?という状態ですが、何とかします。

今後考えたいこと

 秋のイベントでは、白黒川柳があまり奮わず、誌面デザインなどを考え直した方がいいと考えています。

 白黒川柳は、自分が一番作りやすい本なので、vol.3は作ると思いますが、その先はちょっと未定です。

そして、次の構想がはじまるのです。

 まだ展開するかどうかも分からない構想ですが、先日、森晶麿先生がこのようなツイートをされていて、興味を持っています。

 写真に挿文してもらえるなら、うささんとの「砂を折る」コラボのようなことができるのではないかと考えています。

砂を折る の検索結果 - ウサギノオト

 費用がどのくらい掛かるのかによりますし、何より森先生に挿文したいと思ってもらえる写真や絵でないと駄目らしいのですが、うまくいくようなら、またこのブログで報告させていただきますね。

 

ではまた。

北海道コミティアに委託出展します

 こんにちは、小出マワル。です。

 今週は訳あって、自分の撮った古い動物写真を見返していたのですが、本当に古い写真には「初心者だなぁ」と思い、比較的最近の写真は「これはどういう意図で撮ったんだろう」と思いました。動物写真について、模索していたことは覚えていますが、先鋭化しすぎて行き場を失ってしまったのかもしれません。

 

 さて今週末、11/13(日)は北海道コミティアに委託出展します。私のブースは「Z29」になります。新刊はありません。

ですが、6冊出展しますので、お近くの方はよろしかったら、ご覧になっていただければと思います。

日程
2016年11月13日(日)11:00-15:00
場所
ホテルさっぽろ芸文館(旧北海道厚生年金会館)3Fロイヤルホール
(札幌市中央区北1条西12丁目)

 

お品書きは以下の通りです

1. 掘削日和(体験レポート:文芸)400円

2. シンクウカン(写真集)200円

3. 白黒川柳(モノクロ写真と川柳)200円

4. 白黒川柳 vol.2 (モノクロ写真と川柳)200円

5. TONTTU ~I'm looking for~ (写真集)500円

6. TONTTU -Who are you?- (写真集)500円

 

掘削日和

駿河湾を試験掘削する地球深部掘削船「ちきゅう」に乗船した日記

 今回は平凡な微生物研究者が、地球深部掘削船「ちきゅう」の試験掘削航海に乗船した体験レポートです。 私はメカや船には詳しくないですが、どんなオペレーションをしたか、どんな乗船生活だったのか、できるだけ詳細に文章で書きました。
 
いただいた感想は、こちらから
試し読みは、こちらから
 
判型:A5:28ページ
価格:400円
発行日:2016/10/08(土)
 

シンクウカン vol.1

 東京のPHaT PHOTO(ファットフォト)という写真教室で、2008年ごろに出会った写真仲間5人で作った、モノクロ写真のZine(創刊号)です。
 写真教室を卒業しても、写真を撮り続けている5人で、今後1年間で4冊のZineをつくり、ネットプリントで配信してく予定になっています。
今回のテーマは「時間」
 写真は「時間の化石」とも言われていますが、時間を止めてしまう写真で、「時間」をどう表現したのか?5人の表現の違いにも注目して、楽しんでいただければ、嬉しいです。
 一般的に言う、写真がきれいとか、写真がうまいとか、そういうことはわきに置いていただいて、写真を真面目に撮って、7,8年経つと、こういう写真が撮れるようになります。ということを見ていただければと思います。
試し読みは、こちらのリンク先をご覧ください。
 
判型:A5:32ページ
価格:200円
発行日:2016/10/15(土)
 

白黒川柳vol.1 & 2

 大阪の小さな街で撮った、路上スナップの写真と川柳を組み合わせたものです。
vol. 2は、「ふふっ」と笑ってもらえることを目指しました。
 
白黒川柳 vol.1 にいただいた感想は、こちらから。
白黒川柳の試し読みは、こちらから。
白黒川柳 vol.2の試し読みは、こちらから。
 
判型:A5:32ページ
価格:200円
発行日:
vol. 1 2016/2/25(土)
vol. 2 2016/10/8(土)
 

TONTTU(トントゥ)シリーズ

北海道在住の陶芸作家さんがつくられた、TONTTUを撮った写真集になります。

ぜひ北海道の方に見ていただきたいと思い、出展します。

判型:A5:16ページ:フルカラー
価格:500円